空き巣が狙う鍵とは
空き巣は、不正解錠を試みる際、ピッキングという技術を用いますが、その技術が通用する鍵かどうか判断する材料として、鍵穴の形を見るそうです。
空き巣としては侵入に余分な時間はかけたくないので、素早く開錠できる簡単な鍵を選ぶため、どれが自分の探しているものか見分ける知識を持っているということになります。
ではどんな形をした鍵穴が危ういかと言うと、縦型をした鍵穴のものだそうです。
ピッキングという不正解錠の技術が横行したのは、少し前で、2000年頃です。当時、標的とされた鍵が、縦型でセキュリティ精度が低く、また量産的に多くの住宅の玄関の鍵に採用されていた鍵でした。
これらの事実が判明してからは、このタイプの鍵はメーカーから販売されていないため、現在ではあまり目にすることは無いかもしれません。
しかし、築十数年程度のマンションやアパートなどでは、当時のまま同じ鍵が取り付けられている可能性もあるかもしれません。
ほとんどの場合は引越しと同時に鍵交換をすすめられるので、可能性は低いかもしれませんが、念のため、自分の家の玄関にどんな鍵が使用されているのか知っておくことは重要だと思います。
賃貸の場合、返却時は基本的に現状回帰ですので、管理会社へ確認を取ってからにしましょう。